# Tips in Core Layer
## 概要
C2A Coreを理解する上で,混乱しやすいポイントをまとめる.
## OBC Timeの2つの時間単位
- OBC Timeには,cycleとstepの2つの時間単位がある.
- cycleは実質的なOBCの最小時間分解能であり,stepはOBCのCPUリソースをどう分割するかを管理する.
- したがって,Applicaionなどが識別できる時間はcycleである.
- stepはTaskListでの時間配分を規定し得ている.
- 言い換えると,単一スレッドのC2Aにおける,Applicationの時分割を司っている.
- なお,Block Command Table上では,時刻データは無次元である.
- これがcycleなのかstepなのかはコンテスト依存(Dispatcher依存)であるので,注意が必要
## コマンドの実行主体
- C2Aにおいて処理の最小単位はコマンドである.
- TaskListでも,Applicationが並んでるようにみえるが,実際はApplicationのexecutorを叩くコマンドが発行されているのが実体.
- つまり,TDSPが実行してるのはコマンド.
- しかし,TLC,RTC,GSCなどのその他各種コマンドはすべて,ApplicationとしてのDispatcherが実行している.
- 言い換えると,一般的なコマンドはTDSPから直接実行されていないが,例外的にTaskListだけApplicationではなくTDSPで実行されている.