d88dmp-0.12.4 is not a library.
d88dmp
はじめに
日本のレトロPCエミュレータ用のディスクイメージ形式*.d88形式のファイルを、byte単位でテキストでダンプするツールです。
d88ファイル解析およびRust勉強用として、個人的に作成したものです。
出力内容
下記情報を表示します。
ディスクヘッダ情報
- ディスク名
- ライトプロテクトの有無
- ディスクの種類(2D/2DD/2HD)
- ディスクサイズ(byte単位)
- トラック情報の先頭へのオフセット
セクタヘッダ情報
- シリンダ番号(0開始〜)
- サイド情報(0:表、1:裏)
- セクタ番号(1開始〜)
- セクタサイズ(byte単位)
- トラック中のセクタ数
- 記録密度(単密度/倍密度/高密度)
- 削除フラグ
- ステータス
- セクタのデータサイズ(byte単位)
セクタのデータ
- データをbyte単位でダンプ
動作環境/Download
- Linux(ArchLinux)
- Windows(64bit版、Intel)
- MacOS(64bit版、Intel)
-->
開発はLinux環境メイン(+ MacOS(Intel)、64bit版Windows10)で行っています。
他の環境では試していません。
使い方
基本的な使い方は、コマンドライン等からD88形式のファイル名を指定するだけ。
$ d88dmp <D88形式のファイル名>
usage
USAGE:
d88dmp [OPTIONS] <*.D88>
ARGS:
<*.D88> D88 Disk Image
OPTIONS:
-h, --help ヘルプメッセージを表示
-n, --no-info ディスクやセクタのヘッダ情報を表示しない
--no-color カラー表示の無効化
-V, --version バージョン情報を表示
実行例)X1 turbo用のturbo CP/Mでファーマットしたディスクイメージ(CPM_data.d88)を表示
$ .\d88dmp testdata/turboCP_M_formated_disk.d88
インストール方法
rustのcargoコマンドから
cargo install d88dmp
ビルド、コンパイル方法
ソースコードからのコンパイルは Rust が必要です。
GitHub から git clone したあと、ビルド方法は普通にcargoコマンドを叩くだけです。
$ git clone git@github.com:ORYZAPAO/d88dmp.git
$ cargo build --release
(Rustは開発環境の構築が楽チンで良いデスネ。
特にWindowsのC++でライブラリをいろいろ拾ってくるのは、すごく面倒・・・)
ライセンス
MIT Licens
更新履歴
- ver0.12.2 220131 d88info -> d88dmp に名前変更。リファクタリング
- ver0.12a_220116 実行バイナリ登録
- ver0.12_220105 カラー表示に対応(カラー無効化オプション:--no-colorの追加)
- ver0.11a_211226 typo
- ver0.11_211212 clap 3.0.0-rc.4対応。Cargo.lockを登録。Cargo.lockを登録しておかないと、新たにビルドしたとき、新旧のクレート依存で失敗するのね。
- ver0.1_211129 初版
参考情報
開発にあたり、こちらの情報を参考にさせていただきました。